2022年12月11日(日)
長野県伊那文化会館
2022年12月 第6回ドド御祭・ええじゃないか
~演出・プロデュ-サ-より~
コロナ禍の「ドド御祭」は、演奏する人も観る人も、少しの覚悟と勇気が必要であったはずだ。
いつもの半分とはいえ、215人の奏者と、満員のお客さんの中で間違いなく過去6回で最高の演奏をお届けすることができた。待ち望んでいた、本来の人同士の共感への欲求が、感動を増幅させたのではないだろうか。
終演後幾日か経ったあとも冷めやらぬ感動を伝えてくれる人が後を絶たない。心配していた採算の面でも何とかクリヤー出来たことは、出演者の皆さんがチケット販売に協力してくれたおかげです。
心から感謝申し上げます。
プログラム挨拶より
3年に1度、全国から、また、海外からも打ち手が集結して行われる「ニッポンドド御祭」は、今回6回目を迎える。コロナ感染拡大によって、1年延期となり、和太鼓を取り巻く状況は、まだまだ従来の姿に戻ってはいない。この3年間、あらゆるイベントが中止され、練習もままならない中で、勇気をもってエントリーしてくれた、215人の精鋭と、それを支えるスタッフ。何よりも見に来てくれた観客の皆さんに心より感謝申し上げます。
人と人が距離をとり、接触を避けるということは、人間本来の在り方ではありません。肌をふれあい、心を通わせ、分かち合い、共感を広げる。人とのかかわりは面倒であっても、それは人が生きてゆく根源的な活力の源であるはずです。
ドド御祭、6回目、15年を超える歴史の中で、同じ曲を共有し、高め合う仲間たちは、着実にその技量を磨き、史上最高の演奏に到達していると確信しています。日本で、世界でどこも成しえない世界最高峰の大集団演奏が信州伊那市に帰って来ました。和太鼓大迫力の振動をどうぞご堪能ください。
世界中の人が和太鼓の響きで生命の活力が響き合えるよう、何より、世界が平和であることを願って。
2022年12月11日
演出プロデューサー 北原 永
~出演者のひとこと~
天地
天地センター
埼玉県
幸手和太鼓
保存会
最高の瞬間でした
第一回のドド御祭から参加させてもらい、今回5回目になります。育児や仕事で練習不足の中、今回のドド御祭は不安でいっぱいでした。でも、自分の身体と向き合い、どういう天地にしたいか考え続け、本番の天地が揃った時は本当に最高の瞬間でした。
こんな経験をさせてくれてありがとうございました!
3年後も絶対出ます!!
鬼やらい
鬼やらいセンター
茨城県
北浦童太鼓
気合十分
鬼やらいを演奏すると決まった時、通常の練習ではダメだと思い、八王子や伊那会場にも足を運ばさせて頂きました。その甲斐もあり、当日は気合い十分で望むことが出来ました。
指導をくださった皆様や鬼やらいメンバー、何より練習も含め応援してくださった方々のお力添えがあってこその演奏だったと感じております。本当にありがとうございました。
荒波
荒波唄い出し
茨城県
玉里創作太鼓
3年後に
6回目になり、打ち手のレベルも上がり、その差もなくなってきた。
合わせるのは一度だけ。その1回のため各地で曲に感じる風景をイメージし、それぞれの思いを持ちより曲を創りあげていく。
この空間を共感できた舞台で「3年後に!」と肩を叩き合った仲間たちに、そしてこの公演を支えたくれたすべての方、見に来てくれた皆さんに「ありがとう!」
環流
環流センター
栃木県
尊徳太鼓保存会
快感と感動
地域も、世代も違う人たちが和太鼓で繋がり、ほんの一瞬の本番の舞台に全てをかけるドド御祭でかけがえのない太鼓仲間と出逢わせてくれました。
本番では、「美しくバシバシ打つ」桶太鼓の魅力を十分に発揮出来た事と思います。最後を打ち切った瞬間の快感と感動は忘れなれないですね!
また3年後、皆さんとご一緒できる日を楽しみにしております。
山呼
山呼センター
長野県
陣馬太鼓
ワクワク感の中で
伊那市で開催される「ドド御祭」では第1回から山呼センターを叩かせて頂き、今回で4回目となりました。顔見知りのメンバーも増え、舞台上では一体感が伝わってきて、ワクワク感の中で演奏出来ました。
還暦を過ぎ体力は落ちてきましたが、スポットライトを浴びると嬉しくなってしまう性格はまだまだ健在です。
ありがとうございました。